Triode TRV-35SE を手放します。オーディオの楽しさを教えてくれた真空管アンプでした。 おいしい音を出してくれます。ぜひ、相性の良いスピーカーと組み合わせてみてください。 個人的には、JBL Control Wave との組み合わせが絶妙でした。思わずハッとする音、ぞくりとする音。鉄板の真空管サウンドです。 球を交換すれば、迫力があって大人気の TRV-88SE（別製品）へと早変わりします。ちっちゃなオペアンプの交換と違い、まじで個性の激変を味わえます。 JBL Control Wave との組み合わせで言えば、僕としては、澄んだ音のする TRV-35SE の方が好みでした。（元に戻しました） EL34管 は、2019年５月に交換済み。まだまだ使えるはずです。 手袋をして真空管を拭きました。裏ぶたを外して中を清掃し、あわせてバイアス調整をし直しました。きっちり 3.5V になっていると思います。 自動バイアス調整がないため、球替えの際は、ドライバーとテスターをご用意ください。バイアス調整についての説明書、取扱説明書、電源コードがつきます。 最後に、手放すことにした経緯を書きます。 コロナ禍によって始まった在宅ワーク。在宅部屋にはエアコンがありません。夏、TRV-35SE は、熱いのです。 代替として、すでに小型の Triode Ruby を用意しました。 この夏、エアコンのある部屋で、Triode TRV-35SE をお楽しみいただければと思います。 いま、ジュリー・ロンドンを聴いています。そういえば、ジュリー・ロンドンを聴くために、Triode TRV-35SE と JBL Control Wave を入手したのでした。これからは、同系統の音を出してくれる、娘の Ruby と過ごします。 暑くて熱い夏が、少しずつ近づいています。 寸　法：330W×150H×280Dmm 質　量：15kg 出　力：45W＋45W（8Ω） 出力管：EL34 AB級プッシュプル https://triode.co.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/themes/triode/image/manual/TRV-35SE%20Ver2.0.pdf